歯科医師臨床研修

プログラムの概要

プログラム名称

  • 公立豊岡病院歯科医師臨床研修プログラム(単独型):募集定員1名
  • 公立豊岡病院歯科医師臨床研修プログラム(管理型):募集定員1名

歯科口腔外科・矯正歯科の理念・特色

豊岡病院は、兵庫県豊岡市に位置する地域の中核となる総合病院です。日常的な診療の中で比較的多いものは、智歯抜歯、歯根嚢包摘出、歯根端切除、全身的な既往のある方の抜歯、歯科治療、インプラント治療などで、地域の医療機関からの紹介に応えることを旨としています。周辺自治体と同様に豊岡市も高齢化が進みつつあることを背景に、悪性腫瘍の治療のために受診される方も一定数おられ、かつ増加傾向にあります。過去10 年間におよそ130 人程度の悪性腫瘍患者の受診があり、手術、化学療法などの治療を行っています。

また、地域柄、顎顔面領域の腫瘍性疾患について当科のカバーすべき医療圏は豊岡市のみならず、兵庫県北部から京都府北部、鳥取県の一部を含めた広大な領域となっています。

一方、豊岡市を含め北近畿一円には顎変形症、口唇口蓋裂などの保険矯正治療を行うことのできる医療機関が希有であり、歯科矯正から手術に至るまで一貫して行うことのできる唯一の施設でもあります。このような環境の中、当院では様々な外科的疾患を中心に歯列治療に至るまで幅広く経験を積むことが可能です。前期・後期臨床研修において、歯科で取り扱われる診療領域を幅広く学ぶことができる施設となっています。

プログラム目標

本研修プログラムは、適切な指導体制の下、患者中心の全人的医療を理解し、歯科治療に関する基本的診療能力(態度、技能及び知識)を統合的に修練し、一口腔単位の総合診療を行える能力を習得する。

さらに、歯科医師としての人格をかん養し、将来専門とする分野にかかわらず、歯科医学及び歯科医療の果たすべき社会的役割を認識しつつ、生涯研修を行う基礎を養成する。

研修期間

研修期間は、原則として合計1年としています。

公立豊岡病院歯科医師臨床研修プログラム(単独型)
公立豊岡病院歯科医師臨床研修プログラム(管理型)

指導医・スタッフ

部長田中 太邦
大学卒業年度2001年卒
博士(歯学)東北大学 2019年
専門顎変形症、口腔悪性腫瘍
認定日本口腔科学会指導医、日本小児口腔外科学会指導医、日本成人矯正歯科学会認定医、日本外傷歯学会認定医・評議員、産業歯科医、歯科医師臨床研修指導歯科医
医員新井 豪
大学卒業年度2022年卒
専門歯科口腔外科全般
歯科医師住友 路子
大学卒業年度1997年卒
専門小児矯正、小児口腔外科
認定歯科医師臨床研修指導歯科医
歯科医師山本 龍
大学卒業年度2023年卒
専門歯科口腔外科全般

スケジュール

週間予定

歯科研修医の1日

月・火・木

水・金


診療実績

診療設備等

  • 顎運動分析装置
  • 歯科診療台 6台

歯科口腔外科の臨床統計

(単位:人)

入院手術症例

(2024年)


メッセージ

先輩歯科研修医からのメッセージ

公立豊岡病院は、豊岡市だけでなく、京都府北部や兵庫県北部の医療を担う地域の中核病院であり、多くの患者さんが紹介により来院されます。紹介される症例は多岐にわたり、悪性腫瘍、インプラント、顎変形症、口唇口蓋裂、骨折、基礎疾患を有する患者さんの抜歯や歯科処置など、幅広い診療が行われています。

当院の特徴として、矯正歯科が口腔外科に隣接しており、術前矯正から顎変形症の手術、術後矯正まで、矯正歯科と口腔外科が連携して治療を行っている点が挙げられます。他院と比べても、非常に密接なチーム医療が実現されています。

指導医の先生方は、研修医の疑問に対して常に丁寧に答えてくださり、知識・技術の両面で大きく成長できる環境が整っています。日常の会話も活発で話しやすく、オンとオフのメリハリがある働き方にも、良い刺激を受けます。

全身麻酔下での手術では、実際に手術に介助として参加しながら知識や技術を学ぶことができ、術前・術後の病棟管理についても、上級医の指導のもとで実践的に学ぶことができます。また、医師・看護師・作業療法士・言語聴覚士・理学療法士など、他職種との連携医療も経験することができます。

外来では、抜歯などの小手術を上級医の指導のもとで多数経験することができ、その後のフィードバックを通して、口腔外科医として必要な知識と技術を着実に身につけることができます。

豊岡病院では、多様な疾患や症例に触れることができるだけでなく、知識や技術の習得はもちろん、一人の医療人として、人間的にも大きく成長できる環境が整っています。この一年間で、大きく飛躍できると確信しています。

歯科研修医 飯田 武司


Q&A

Q
研修医宿舎はありますか?
A

病院の敷地内に研修医宿舎を設けています。ただし、利用状況によっては、敷地外の借上げ宿舎を斡旋する場合があります。

勤務環境へ
Q
オリエンテーションはありますか?
A

採用時に医療安全と事故防止、医療倫理、感染管理、インスリン製剤の取扱い・麻薬について、メンタルヘルス、保険診療・退院サマリー操作説明、処方入力説明、医療情報システム研修、PG-EPOC操作研修、臨床技術トレーニング(身体診察、縫合実習、抹消静脈血管へのアクセスとカテーテル管理)、輸液、輸液ポンプ・シリンジポンプの取扱い等の研修を実施しています。

Q
勉強会・研修会はありますか?
A

(1)症例検討会      1週間に1回開催
(2)緩和ケア研修会   厚生労働省健康局長より修了証書が交付される研修会
(3)地域歯科医師会例会・講習会などに参加できます。

Q
歯科研修医の出身大学を教えてください
A

過去5年間で徳島大学1名、大阪歯科大学2名、日本大学2名、日本歯科大学(新潟)1名、松本歯科大学1名、愛知学院大学1名、明海大学1名の採用実績があります。


後期研修で経験できる診療・技術

口腔外科疾患全般の診断から治療に至るまで下記参照。

  • 顎顔面領域(口腔、顎骨、唾液腺)疾患全般に対する検査と外科的治療を主に行っている。 口腔癌に関しては、手術療法を主体とし、進展例には拡大手術と再建手術を施行している。 手術不能例や術後の補助療法の側面から化学療法、放射線化学療法を行っている。
  • 顎関節症に対してはスプリント療法、開口訓練等のリハビリ、さらに内視鏡手術など施行している。 習慣性顎関節脱臼あるいは陳旧性顎関節脱臼に対しては、外科的療法を応用している。
  • 顎変形症に対して指定自立支援医療機関の指定を受けているので保険適応にて歯列矯正治療が可能である。また歯科口腔外科併設であるため矯正治療に必要な下顎骨移動術、上顎骨移動術などの手術を同じ施設内で一貫して行うことができる。
  • 口唇口蓋裂に対しては、Hotz床の作製、口唇形成術、その後の口蓋形成術、顎裂部骨移植、歯列矯正、顎矯正に至るまで一貫して行うことができる。また特定の疾患に由来する不整咬合の治療についても同様に保険適応による歯列矯正が可能である。
  • デンタルインプラントは、ノーベルバイオケア、アストラテックの各インプラントシステムを用いて、様々な歯牙欠損症例に対応している。また、腫瘍などの疾患の治療に伴う顎骨欠損に対して保険適応でのインプラントを用いた顎補綴を行っている。
  • 難治性の顎顔面領域の神経痛に対して電気神経ブロック療法を行っている。
  • 脳神経内科、呼吸器内科からの依頼で、睡眠時無呼吸症候群に対するスリープスプリント(オーラルアプライアンス)を作成し、効果をあげている。

年次報告書

  • 現在、登録情報はございません。

連携プログラム

  • 日本口腔外科学会専門医制度認定准研修施設
  • 日本小児口腔外科学会認定医制度研修施設
  • 日本口腔科学会認定医制度研修施設